480 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 20:35:28.64 ID:Ge2B0h+r0
『第九話 化け物 後編』
『ジョルジュの場合』
もう・・・お仕舞いだな・・・
沢山の奴等に囲まれながら俺はそう思った。
・・・俺も・・・荒巻の所へ行くのか・・・
もはや勝敗は誰が見たってあきらかであり、すでに戦闘はリンチへとかわりつつあった。


482 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 20:36:47.52 ID:Ge2B0h+r0
( ゚∀゚) ・・・・・・・
『・・・ブルブルブルブルブルブルブルブル・・・・・』
( ゚∀゚) ・・・救助用のヘリ・・・今更おせぇよ・・・
仲間のヘリが来たようだが、すでに遅し。
もはや俺にはヘリへ避難する力も奴等を倒す力も残ってはなかった。
( ゚∀゚) ・・・せめて・・・ブーン達だけでも・・・

483 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 20:40:20.93 ID:Ge2B0h+r0

(ヘリ内)
(,,゚Д゚) ・・・おい!どうなってるんだ!?ヒーローショウでもやってるのかおい!?
(゚ー゚*) 分かりません!しかしあそこにいるのはジョルジュのようです。
(,,゚Д゚) おいおい!?一体どういうジョークだ?何なんだあの化け物共は!? 
(゚ー゚*) ・・・少なくともゾンビ・・・ではないようです。
(,,゚Д゚) ・・・まぁいい・・・おいしぃ!もっとヘリを近づけろ!あいつを救出するぞ!
(゚ー゚*) はい!



485 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 20:41:45.50 ID:Ge2B0h+r0


( ゚∀゚) くるのがおせぇよ・・・
もう少し・・・もう少しくるのが早ければ・・・
( ゚∀゚) ・・・くそっ!そんなこといってる暇はねぇ!今はブーン達のためにも一匹でも多くの奴を倒さなくては・・・



486 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 20:44:23.11 ID:Ge2B0h+r0
口では強気だがやはり身体は正直らしい。
敵にやられた傷と疲労によって、俺の身体は鉛のように重くもはや動けない。
・・・そして目の前にいた親分格の奴が俺に最後の攻撃を仕掛けてきた。
(,ミ"・д。i) ・・・うがぁ・・・・!
( ゚∀゚) ・・・・・・荒巻・・・仇を討てなくて・・・ごめ・・・


487 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 20:44:44.63 ID:Ge2B0h+r0


そして俺はブーン達にぶつかった。




490 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 20:48:57.56 ID:Ge2B0h+r0
『ブーン&ショボン&ドクヲの場合 ブーンの視点』
『どっきゃぁぁぁぁぁんんんんん!!!!!!!!!』
どうやらショボンが点火したらしく、下からすごい音が聞こえた。
('A`) お、おい!今のは・・・?それに!?
(;^ω^) 事情は後お!今は早く・・・!?
言いかけて俺は不吉な予感がしたお。
・・・爆音・・・でかすぎじゃないかお・・・!?


491 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 20:52:04.57 ID:Ge2B0h+r0
不吉な予感はあたる物であり、下からショボンが泣きながらやってきた。
(´。・ω・。`) ううわぁぁぁああqすぇdrftgyふじこlp!!!!!!
(;^ω^)('A`) ・・・・・ッッッ!?
(´。・ω・。`) は、早く、に、逃げろ!!!!や、やばい!!!
(;^ω^) どうしたんだお!?
(´。・ω・。`) 爆発が・・・思った以上にでかすぎた!このままじゃビルは崩壊するぞ!!!
(;^ω^)('A`) な、なんだってぇ!!!!!!!
『どどおどどどどおどどどどんんんんんん!!!!!!!!!』
(;^ω^)('A`)(´・ω・`) ううわぁぁぁああqすぇdrftgyふじこlp!!!!!!


493 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 20:54:39.20 ID:Ge2B0h+r0
ドクオとの再会も、窓から落ちた化け物の心配も脱出のこともすべて吹き飛んだお。
今はただ、早く逃げること、それだけが重要だったお。
上へ行ってどうなるかなんて分からない。
結果的にビルは崩壊するのだから意味がないはずであるが、今は屋上へ逃げるしかなかったお。
別にジョルジュのことが心配だったわけではないお。
ただ単純に、
単純に上しか逃げ道がなかっただかなんだお。
(;^ω^)('A`)(´・ω・`) ううわぁぁぁああqすぇdrftgyふじこlp!!!!!!


494 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 20:55:40.76 ID:Ge2B0h+r0


そして俺等はジョルジュにぶつかったお。



495 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 20:57:39.67 ID:Ge2B0h+r0
『みんな ブーンの視点』

(ヘリ内)
(,,゚Д゚) ・・・・・!?なんだぁ!?
(゚ー゚*) ・・・どうしましたか?
(,,゚Д゚) 今大きな爆音が・・・?それより・・・民間人か?まだ生存者がいやがった!
(゚ー゚*) ・・・・!?
(,,゚Д゚) ・・・ジョルジュのやつ・・・ここはなんとしてでもあいつ等を・・・
(゚ー゚*) ・・・ッ!?た、大変です!
(,,゚Д゚) どうした!?
(゚ー゚*) ビ、ビルが・・・

(゚ー゚*) 崩壊しています!



496 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 20:59:18.62 ID:Ge2B0h+r0
( ゚∀゚) な、なんだぁ!?
(;^ω^)('A`)(´・ω・`) ううわぁぁぁああqすぇdrftgyふじこlp!!!!!!
ぱっと見たところ、ジョルジュが数体の化け物と戦闘中だったがそんなのどうでもよかったお。
今は化け物よりもみんなで崩壊から逃げること。それが重要だお。
(,ミ"・д。i) う、うがぁ・・・?
幸いにも化け物は俺等の突然の乱入と、爆発による地面の揺れで混乱している。
('A`) ・・・・・!チャンスだブーン!ヘリがこっちへ向かってる!
(;^ω^) ・・・・・!よ、よし!ジョルジュ!みんな!
('A`)(´・ω・`)( ゚∀゚) ・・・・・・・?
(;^ω^) 状況はよく分からないかもしれないお。でも聞いてくれお!


498 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 21:08:56.22 ID:Ge2B0h+r0

(;^ω^) 今から・・・あのヘリへ飛ぶお!




501 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 21:09:41.51 ID:Ge2B0h+r0
('A`)(´・ω・`)( ゚∀゚) な、なんだってぇ!!!!!!!
(;^ω^) 時間はないお!今なら化け物もこっちへこないお!何よりもビルが・・・崩れるお!
もう考えている時間はない。
こうなったら一か八かしかない。
('A`) んな無茶な・・・
(;^ω^) 無茶じゃないお!ここにロープがある!
そう、あのときとっておいたロープがある!
(;^ω^) これを・・・


502 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 21:10:36.17 ID:Ge2B0h+r0
(ヘリ内)
(,,゚Д゚) くそっ!まだたどり着けないのか!?
(゚ー゚*) 周りにビルが多すぎて・・・これ以上近づくとこちらまで危険です。
(,,゚Д゚) ・・・・・くそ!!!!
(゚ー゚*) ・・・・・!?見てください。生存者の一人がロープを!
(,,゚Д゚) ・・・・・!?・・・・ッ!なるほど!おい!もっと近づけるか!
(゚ー゚*) やれるだけやってみます!

505 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 21:12:08.64 ID:Ge2B0h+r0

( ゚∀゚) ・・・それでどうするんだ・・・
(;^ω^) これをヘリへ投げるお。そうすれば・・・
('A`) そんな・・・不可能だろ!?
(;^ω^) でも!これしか方法はないお!
('A`) ・・・・・・・
(´・ω・`) ・・・これしかないようだね。
(;^ω^) そうだお。これは賭だお。
(´・ω・`) ・・・私はその賭をかけるよ。かけ金は自分の命かな。
('A`) ・・・・・・・わかったよ。
( ゚∀゚) ・・・ったく・・・いいだろ!俺は傭兵だ。ここで化け物に殺されて死のうが、崩壊に巻き込まれて死のうが、飛びより自殺で死のうが覚悟は出来ている!
( ^ω^) ・・・大丈夫だお。俺はみんなと約束したお。死なないって。
( ^ω^) だから安心だお。みんなここまで生きてきたお。・・・だから死なないお。
( ゚∀゚) ・・・・はは・・・お前みたいのは絶対に傭兵に向かないな・・・
('A`) ・・・・・・ 
( ゚∀゚) だが、一般人としては・・・大きな鑑だな。
(´・ω・`) みんな約束だからな!絶対に、絶対に死なない!生きてこの町から脱出するんだ!
('A`) 当たり前だ!彼女が出来るまで死んでたまるか!
( ゚∀゚) ・・・あぁ。
( ^ω^) みんな・・・
もっと感情に浸りたかったけど時間がない。
( ^ω^) それじゃ、いくお!ヘリの人・・・お願いだお!


508 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 21:12:47.02 ID:Ge2B0h+r0

(ヘリ内)
(゚ー゚*) ・・・・・!今生存者からロープが放たれました!
(,,゚Д゚) きたか!?
(゚ー゚*) 彼らのためにも絶対に離さないでくださいよ。
(,,゚Д゚)  当たり前だゴルァ!!!



509 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 21:13:08.69 ID:Ge2B0h+r0
そして―――
俺等の生命の、脱出への架け橋が今届いた、


511 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 21:14:19.89 ID:Ge2B0h+r0
訳がなかった。
そしてビルが崩壊したのも同じ時間だったお。
( ^ω^)( ゚∀゚)('A`)(´・ω・`) う、うわぁぁあぁぁぁ!!!

・・・そして俺の意識は飛んだお。

515 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 21:16:21.00 ID:Ge2B0h+r0
(,,゚Д゚) ・・・っ糞!
(゚ー゚*) あんなロープが向こうから投げて届くわけがありません。
(,,゚Д゚) ・・・そんなの知っている!・・・だが!だが!!!
(゚ー゚*) 分かってます。だから・・・


516 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 21:17:23.05 ID:Ge2B0h+r0
(゚ー゚*) こちらからロープを投げるんです。
(,,゚Д゚) ・・・・・・あったのか?
(゚ー゚*) ・・・ええ。
(,,゚Д゚) ・・・・・
(゚ー゚*) ・・・彼らのためにもロープ、離さないでくださいよ。
(,,゚Д゚) 分かった!ゴルァ!!!

(゚ー゚*) 後は・・・彼らの、彼の腕力次第です。



519 : ◆Vlj2yBiNCk :2006/03/23(木) 21:18:38.88 ID:Ge2B0h+r0
・・・俺の意識が飛ぶ寸前、何かが目の前に落ちてきたお。
俺は無我夢中にそれを右手で掴んだお。
左手にドクヲの手を握ったまま。
怪我の折った右手で俺は掴んだお。
脱出への最後の望みを。

第八話  エピローグ

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